第26回誠心会拳法杯ファイティングトーナメント大会がA日程9/18(日)、B日程10/2(日)に無事開催されました。
会場入りする際、いつもの練習時とは違う緊張した面持ちの拳士たちを見ていると、「試合に出場する」と決心したことそれ自体が大変勇気のいることであると改めて感じ、そんな選手たちを誇りに思います。
私は拳士たちに
「試合に出場すると決めたことだけでもすごく勇気のいることだから、それだけでも価値ある1勝だよ」
「勝っても負けてもその結果から何を学ぶかが大切なことだよ」
ということを、練習時間の中でお話しします。
試合に出場する以上、全員が勝利を目指しますが、2人が戦えば、一方が勝ち、一方が負ける、それが試合の醍醐味でもあり、厳しいところでもあります。
拳法などの直接打撃による試合は、相手にダメージを与えることで試合展開が有利に進みますので、「痛み」が伴います。
なので選手にとっては当然「恐怖心」が芽生えます。
ここが、その他のスポーツの試合と大きく違うところであり、醍醐味でもあります。
特に初出場の選手にとっては、当日までの心の葛藤は相当だと自分の経験から思います。
ですので、選手のご家族の皆さまには試合の「勝敗」よりも試合に出場し果敢に戦った我が子の「頑張り」を見てあげてほしいと切に願います。
「もっと積極的に攻めてほしかった」
「相手と距離を取りすぎて、逃げているように感じられて、残念だった」
そういったご家族のお気持ちも分かりますが、武道という観点から考えますと、相手と向き合った際、相手の技量を感じ取り「迂闊に攻めたら負けてしまう」と察知して間合いが詰められないという見方も出来ます。
勝敗は一つの結果であり、その結果をどう捉え、解釈し、活かしていくかが大切だと私は考えます。
今大会に出場した全拳士が、この経験から多くのことを学び、更に成長していくことを願っております。
試合に出場した拳士の皆さん、本当にお疲れ様でした。
また、当日会場まで足を運んでくださったご家族の皆さま、大会運営をサポートしてくださったお手伝いの拳士、お疲れ様でした。
これからも楽しみながらみんなで頑張っていきましょう!
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